ぶどうをモチーフにしてロゴを作成したいというときには、どのような形でデザインを考えると良いのでしょうか。様々な会社がぶどうをモチーフにする可能性があります。この記事ではロゴ作成をする上で押さえておきたいポイントと、具体的なアイディアを提供します。
効果が上がるロゴを作成するためのコツを把握しておきましょう。
ぶどうをモチーフにし得る会社
ぶどうをモチーフにしたいと考えたときには、同じ考え方でロゴ作成をする可能性がある会社について考えることが肝心です。ロゴは会社を象徴するものになるので、一般の人から見てこのロゴはこんな事業を行っている会社のものだとイメージできるに越したことはありません。
そのイメージの元になるのがぶどうから連想される商品やサービスです。ぶどうから連想されるのはぶどう畑という人もいるでしょう。ぶどうを生産している農業経営者を想像するかもしれません。あるいはぶどう畑の経営コンサルティングや経営アドバイザリーサービスをイメージする可能性もあります。
一方、ぶどうからはソムリエをイメージする人もいます。ソムリエの称号を手に入れるとぶどうのバッジを付けることになるからです。同様にワインを連想する人も多いので、ワイナリーやワインショップ、ワイン教室などの経営をしている会社も考えられるでしょう。
ぶどうは広い意味で見ると果物の一種です。そう考えると果物屋や生鮮食品店、フルーツの加工食品の製造会社などもぶどうをモチーフにする可能性があります。このように幅広く見ていくと、ぶどうから消費者が何をイメージするかがわかってきます。
その中から自社の事業が何かがわかりやすいようにロゴをデザインする工夫をして、意味のあるロゴに仕上げるのが重要です。
ぶどうをモチーフにするときの注意点
ぶどうをモチーフにしてロゴ作成をするときには、ロゴの目的を明確にするのが大切です。何に使用するためにロゴを作成するのかを考えてみましょう。これから会社を起ち上げるためにシンボルにするためのロゴを作る場合もあるでしょう。
ブランディング戦略として新しいロゴを作成することもあります。
新商品を市場に打ち出す際に新しいブランドのロゴを用意したいというケースも珍しくありません。会社そのもののロゴのこともあれば、商品やブランドのロゴのこともあるため、目的に応じたデザインをすることは必須です。
どんなときにも使える会社のロゴにするならシンプルでわかりやすいデザインが良いでしょう。ブランドロゴの場合にも同様ですが、覚えてもらえなければ意味がないからです。しかし、商品やサービスのロゴの場合にはその具体的な内容がよくわかるように作り込んだ方がアピール力がある場合も多々あります。
また、ロゴを商品につけるのか、ポスターなどで表示するだけなのかによってもデザインを変える必要があります。遠くからの視認性が良い方が良いのか、近くで細かいところまで見てもらうためのロゴにする方が効果が上がるのかが使い方によって異なるからです。
それによってぶどうの使い方も変わるので、十分に検討してからデザインを始めましょう。
ぶどうを使うデザインの典型例
ぶどうを使うデザインのアイディアを紹介するので、具体的にどのようなデザインにすると良さそうかを考えてみましょう。
典型的なのはぶどうそのものをエンブレムにしてしまい、会社名やブランド名、商品名などをテキストとして添える方法です。ぶどうはリアルなデザインにすることもできますが、実を大きくして数を減らし、ソムリエバッジのようなデザインにすることもできるでしょう。
色も紫色の典型的なぶどうにすることも可能ですが、マスカットのように黄緑色にすることも、ブランドカラーのぶどうにしてしまうこともできます。エンブレムを作るだけでもこれだけぶどうのデザインに選択肢があるのです。
一方、ぶどう自体をロゴにしてしまい、中に会社名などのテキストを埋め込むこともできます。例えば、ぶどうの実を大きくして、1つの実に1文字のテキストを入れていくデザインを考えることが可能です。実の数を会社名の文字数と一致させて、左上から右下に向けてテキストを入れていけばシンプルでも味があるデザインになるでしょう。
ぶどうの数は1つでなければならないというわけではありません。小さいぶどうをいくつか並べて、それぞれのぶどうに重ねて1文字ずつテキストを入れることも可能です。このように単純な発想でもデザインのバラエティーはいくらでも広げられますが、あまりにもシンプルだと同じようなロゴが他にあるかもしれません。
調査をして競合するものがないかを見てみるのが大切です。
ぶどうの使い方の発想転換
ぶどうの使い方を少し変えつつ、モチーフとして生かせるデザインを考えてみましょう。例えば、ワインやぶどうジュースの製造をしているのであれば、ぶどうから滴る水がワイングラスに入る様子を描いてエンブレムにすると事業内容がわかりやすくなります。
ぶどう狩りのサービスを提供しているなら、ぶどうの実をかじる様子をモチーフにしても良いでしょう。ぶどうの加工食品を作っているなら、容器とぶどうを一緒にエンブレムにするとよくわかります。事業内容をよく考えて、関連するオブジェクトと組み合わせるとオリジナリティーが生まれます。
このような発想転換をするとぶどうを生かした魅力的なロゴデザインが可能です。
迷ったときのデザインの決め方
ぶどうをモチーフにするときにどんなデザインにしたら良いか迷ったら、まずは競合他社のロゴを調べてみましょう。同じようにぶどうを使っているロゴが見つかったら、差別化を図らなければ意味がありません。色々なデザインを考案した上で、競合と比較して類似性が見出されたら候補から外していくのがスムーズに決めるコツです。
そのうちに候補がなくなってしまったらまた一から考えて作ることが必要になります。アイディアがなくなってきたら他の果物をモチーフにしたロゴを見てみると発想が生まれてくるでしょう。
事業内容との関連性を重視してぶどうをモチーフにしよう
ぶどうをモチーフにしてロゴをデザインできる会社はたくさんあります。競合他社のロゴを見てみると類似していて使えないという結論になる場合も多々あるので、できるだけ幅広く考えてデザインを作るのが大切です。自社事業の内容との関連性を重視するとオリジナリティーが高くなることは、デザインを作るときに意識しておきたいポイントです。